【か行】寒梅粉(かんばいこ)

打物菓子や押物と呼ぶ京菓子の大半は、寒梅粉が主原料です。搗いた餅を極薄く延ばして鉄板で焼き、それを挽いて粉末にしたものがみじん粉です。寒梅粉は、みじん粉を更に篩(ふるい)に掛けた上みじん粉を云います。舌触りの良さと香りを求めて新米が用いられますが、新米を粉に挽く時期が、寒中の梅の咲く頃なので、この名が付いたと云われます。